コービー引退を表明！「Dear Basketball」に込められたメッセージとは？ [スポーツ]
NBA ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント選手が今シーズン
限りでの引退を表明したというニュースが世界を駆け巡りました。
これは、「The Players Tribune」のウェブサイト上で、「Dear Basketball」と
いう書き出しで始まるの詩の中で、「バスケット界から身を引く準備はできている」と
コメントしたものです。
コービー・ブライアントと言えばNBAのスター選手ですから、アメリカ東部時間
ではまだ夜中のうちから、スポーツ専門チャンネルのESPNが彼の２０年間の活躍を
振り返る映像を流しています。
では、あらためてコービー・ブライアントとはどのような選手だったのか振り返ってみます。
コービーは１９９６年にドラフトで高卒選手として全体の１３位としてホーネッツ
から指名された後、レーカーズにトレードされます。
以後２０年間にわたりレーカーズ一筋で活躍。オールスター戦にはなんと１７回出場。
２００７〜８年シーズンではリーグMVPに輝き、ファイナル制覇を果たした２００９年
と１０年にはファイナルMVPに選ばれました。
また、２００８年の北京オリンピック、２０１２年のロンドンオリンピックには
ドリームチームの一員として金メダル獲得に大きな貢献を果たしました。
NBAでの通算得点は歴代３位。
この記録がどれだけ凄いことなのかは、マイケル・ジョーダンがこれまで保持して
いた記録を塗り替えたといえばお分かりいただけるかと思います。
彼の活躍をざっとおさらいしてみただけでも、どれだけ偉大な選手なのか想像
できると思います。
そんなコービーも、ここ数年は怪我に悩まされ、思うように体がついてこない
自分にしびれを切らしていたのでしょう。
実際、今回のコメントの中でも、
「精神的には耐えられても、体は現界に達しており、別れを告げるべきと理解 している」と心の内をあらわにしています。
今回、コービーは「Dear Basketball」というフレーズでメッセージを書き始めて
いますが、実はこのフレーズと全く同じ書き出しで、引退を表明した選手がいます。
それは、、、マイケル・ジョーダンでした。
コービーが子供の頃から尊敬してやまないマイケル・ジョーダンが２００３年
４月２０日、ナイキがアメリカ全国紙の一面広告にジョーダンからの手紙として
自ら引退を表明した書き出しが、「Dear Basketball」だったのです。
マイケル・ジョーダンと同じ書き出しで自らの引退を表明したコービー・ブライアント。
彼にとって永遠のアイドルと言っていいジョーダンへの最大の敬意を感じます。
コービー・ブライアント ３７歳。 将来の殿堂入りは間違いないと思われます。
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